Reset
色々な思い出を
気が付くと思い出しているけど
今一番近い思い出が
去年の秋頃
あの日々、道に迷いながら
時には雨に打たれながら
夜の生温い風を感じながら
涙を流した日も 叫んだ日も
もう私はその場には居ないのに
その頃の私はずっと居る
忘れてしまえるはずなのに
どうしても忘れられない
夕空を美しく思えるほどの
余裕なんて無かったけれど
私はきっと あの日々、
綺麗な空を何度も見た気がする
そんな気がしてる
最後の満月
月がとても綺麗
水面も輝いてる
私は、この街が大好き。
「愛しい思い出」と
「今欲しい癒し」を
同時に与えてくれるから。
君がどこかで
誰かと幸せに居るのなら
私はとても嬉しい
君が突然去ってから
私は随分長い間苦しんで来て
今も苦しんでいるけれど
君がくれた幸せや
君と生きた日々は
消えはしないから
またいつかどこかで会えたら
私は
君に胸を張っていられる私で居たい
弱さを見せても良いんだよ
あの人以外に
この言葉を言われたのは
何年ぶりだろうか
情けなくても良いと
ありのままの姿を見せても良いと
そんな言葉を掛けられたのは
被害者ぶるつもりは無い
私は結局
私だけが救われていただけで
私は誰の事も救えなかった
ごめんなさい
私はいつも、素直になれない
大好きな海の近くで
少しだけ眠らせて
泣き疲れたのは今年で3度目
変わらず海は
あの当時と等しく美しい
「一筋の涙」
愛してるよ
愛してるよ
優しく届いた声
永遠を感じた
日々は過ぎ去って行く
痛みだけを置いて
「君が居なきゃ」なんて
言葉には出来なかったけれど
涙の痕が 消える頃に
僕は今よりもきっと
君を愛してる
愛してるよ
愛してるよ
伝えてたはずの想い
こんなにも冷たく
虚しく胸の中に 残ったままなんて
二度と戻らない
穏やかな幸せは 今も
色褪せる事を知らない
「結晶」
記憶の中の写真
白い雪に埋めたの
最後にもう一度だけ
逢いたくて 探した 夜だった
冷たく凍えた手は
もう何も捜せない
月明かりが優しく
私を照らし続けて眠る
いつまでも降る雪に
今はもう迷わない
果てしなく広がった
夜空に白い花が咲いてる